春だ 後山の様子は・・2 平成23年4月24日 所在地:岡山県美作市
キャンプ場駐車場から100m程戻ると舟木山への登山口ですが、今日は用事があり帰らなければいけません。まあ様子見なので、ぱっと車で走るだけです。

でもちょっと道草。登山口の手前で分岐している林道 竹の頭線を走ってみます。

以前、何度か走ったことはあるのですがしばらく通っていません。この林道は行き止まりで交通量が少なく、よく動物が出てきます。以前、鹿の親子が道の真ん中にいたこともありました。
林道を大分走ると駒ノ尾山の登山口があります。

登山口の右に標識があります。
左にも標識が。
道のすぐ横に一本立てれば良い物を、離して両側に立ててあります。それに登山道は植林地にあり、間伐された木が放置されたままです。あまり良い雰囲気ではありません。
林道を終点まで走り、エンジンを切ってすぐにキツツキのドラミングが聞こえました。エッとおもって横を見れば、助手席側すぐ先に枯れた木があり、その木をつついています。10mも離れてないのでデジカメで撮影できそう。

しかし、日頃の手入れが悪い我が愛車、助手席のガラスが汚れています。撮影するには窓ガラスを開けなければなりません。仕方なくエンジンをかけて窓を開けようとしたら、セルモーターの音でキツツキに逃げられました。至近距離なので当たり前ですけれど。
しょぼくれて林道を引き返します。

もうすぐキャンプ場というところで、道の法面に変な物が。

法面といっても運転席より少し上、この写真の一番下辺りで、道路に向かって胸を張っていました。
写真を拡大。
キジ科ヤマドリ属ヤマドリの雄で、結構派手な色合いです。

そう言えば最近ずっと会っていませんでした。歩いているのはヤマドリの道のようで、周りより開けています。
大分手前で気付き停車したので、ヤマドリは歩いて逃げて行きます。近距離なら飛んで逃げたでしょうか。

山を歩いているとヤマドリに出くわすことがあります。ヤマドリは、ほんの数メートルの至近距離まで動かずジッと潜んでやり過ごそうとし、本当に危険と判断すると飛んで逃げます。ところがこの鳥は大きな羽音をさせることがあります。「ドドドドド・・・」と表現したら良いのか。

昔、鳥取市内の城に登っていた時、ごく足元から突然「ドドドド・・・」。近くでの大きな音に一瞬何なのか解らず、イノシシの群れの足音かと思い、心臓パクパク。あわてて大声で叫び、あちらの反応を伺えば、何も気配がありません。その後やっとヤマドリの羽音だと解りました。

あの心臓パクパクの恐怖は忘れられません。
トコトコ歩いて林の中に逃げると羽ばたいた。これはヤマドリのほろ打ちという一種の縄張り宣言らしい。

この羽を胸に打ち付ける時「ドドドド・・・・」と音がするそうだが、この時は距離20m以下だったが聞こえなかった。
こちらを伺いながら「ここまで来ればもう大丈夫だァ〜」てな様子。
元の場所よりちょっと上で、数メートル移動しただけで安心したのでした。

この開けた林が彼の縄張りなのでしょう。
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