空堀尾根北端遺構 平成19年11月23日 所在地:鳥取市円護寺・東町
Aの谷を過ぎてすぐに遊歩道脇の斜面にイノシシが這い登った後があります。獣道か何かあるのかと登ってみました。
遊歩道に隣接して削平された場所がありました。

杉が植林されていますが奥の尾根は切岸のようになっています。
横方向も切岸されています。
歩測で測った見取図です。

中央は水平ですが、遊歩道に面する部分は下に傾斜しています。

真ん中に杉の枝が積まれていて、その下から土が見える所もあります。

下の道を通る人間を監視するには良い場所です。しかし江戸期の山奉行や後世の林業を考えると簡単には答えを出せない。
奥の尾根方向から見下ろします。写真の向こう明るいところは谷の遊歩道です。
奥の段には杉が生えている。
図の中央に積まれた杉。何なのか良く判りません。掘ってみるべきなのか。
Aの谷沿いには石が見えますが、石垣なのか谷の石なのか識別できません。
遺構の位置はAのすぐ右です。

これを天正9年(1581年)に結びつけるのは問題があるかも知れませんが、同じ尾根上には傾斜した平坦な場所があり、それぞれ歩測で大きさは歩測で6m× 13mと5m×14mです。
上側の5m×14mの地点。写真を見ると何処が平坦か判りません。実際歩くと普通の斜面と違う。

吉田浅雄氏もこの尾根を降りてまた登ったことがあるそうですが、緩傾斜2箇所は気付いたが尾根先端部の遺構は見落としたそうです。

私も今年の春Bから取り付いてこのA尾根を歩いたとき、すぐ横を歩きながら見落としていました。
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