失敗!鷹山城北側2 |
平成21年6月4日 所在地:鳥取県八頭郡八頭町北山 |
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尾根に出たが、鷹山城の横ではないし北側のIに通じる道とも雰囲気が違う。
ここで初めてコンパスを取り出した。地図と照らし合わせると全然位置がわからない。
本来、尾根に取り付く時に位置と方向を確かめて登るべきだったと反省する。後でここは地図C地点だと判明しました。
そしてこの道は、10年前に私が探していた道だった。
鷹山城の城主が戦で負けた時、北方向に落ち延びる道。もちろん色々な方向に逃げる手段を確保していたと思う。 |
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場所がわからないので、取り敢えず登った尾根を右に進む。
アップダウンを繰り返すが、D地点手前まで目印となるものはなかった。仕方なく引き返し尾根を反対方向に進んでみた。 |
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地図を再掲します。
赤線が今日歩いたコース。
青線は道がある。 |
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歩いているとお地蔵さんがあった。ここは峠になっている。地図のE地点。
刻まれた文字を読むと、安政三年に山志谷の人が奉ったらしい。日没も近く迷子の最中なのでゆっくり読む余裕がなかった。 |
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西を見ると深く窪んだ道がある。 |
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峠の東側は斜面を斜めに下る道になっている。
やっと理由がわかった。今日歩いた道は北にある山志谷集落に通じる道だったのだ。地図にはそれが途中までしか記入されず、私はそれを推測出来なかった。
この道の事を女性に尋ねたのが間違いだった。女性は鷹山城に登る道だと言っていたが実際はそうではなかったのだ。
そう言えば昔同じ失敗をした。男性は自分で山奥を歩くので正しい情報を教えてくれるが、女性は山に興味が無く間違った知識をもっていることが多い。 |
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地図で位置がわかり、そのまま西南西方向に進むと三角点があった。標識は文字が消えて判読不能だが標高490.5mの三角点だ。これで正確な位置が決定した。地図のF地点。
しかし、ここの様に短いスパンで道の方向が変わる尾根は迷子の元だ。 |
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三角点から南に進むと、いったん下ってまた登る。この辺りは起伏も少なく、笹も生えていて踏み跡が不明瞭だ。地図のG地点。
下っていて出会った道を歩くとT字路に出て、それを左に進むと道跡が消えてG地点に戻った。同じ地形を二度見ると慌てる。狐に化かされているのかとパニックになる。結果を言えばG→H→J→Gと一回りしたのだが、その時は分からなかった。
起伏の少ない地形で、徐々に道の方向が変わり、L字形の道に直進の獣道が造られT字路になっていたのだ。いや正確に言えばその獣道が鷹山城から北に逃れる道だ。
ここで開き直って、左がダメなら右があると先程のT字路を右に進んでみた。 |
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しばらく進むと、道は南に向きを変え見慣れた地点に出た。鷹山城の城域を示す岩だ。K地点。 |
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やっと鷹山城にたどり着きました。
実は、今日の目的は鷹山城から東に延びる尾根Mを調べること。本当はL尾根とM尾根を同時に調べられたら美味しい話だと考えていたのですが。
しかし余分に標高差100mを登り、さらに道を迷走して時間を浪費してしまった。
こんなに暗くなると初めての尾根を下るのは危険です。下が見えないし、周囲が見晴らせず距離感もないので危険なのです。
今日はこのまま以前鷹山城に登った道を下ることにした。 |
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鷹山城の切岸は高い。そして急傾斜だ。
Nからお城の斜面を下り南東の尾根に出て、さらにその先端Oから南の北山に下った。 |
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やっと温室前の道Pに出た。
道があるからと安心して、地図とコンパスで現在地を確認せずに歩くとろくな事はありません。それに、山を歩く時は正確な情報を収集して参考にすること。ガセネタは危険です!!
反省しながら、とぼとぼと駐車地点Aに戻りました。 |
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