ウラジロ
和名:裏白 ウラジロ科 ウラジロ属 多年草 平成20年1月29日
常緑の多年草で、葉の裏が白いのでウラジロ(裏白)。正月飾りに使うが、普通生えている物は羽片の長さが80cm以上のものもあり大きすぎる。

南方系の羊歯なので新潟県と山形県以南の本州に生育する。

鳥取市の久松山周辺には良く生えているが、標高の高い山には余り生えていない。根雪に弱いのか。
春には前年の葉の間から芽を伸ばし、その先に新しい一対の羽片を付ける。
これを何年か繰り返し長く伸びる。
当然下には何段かの茎が積み重なっており、場所によっては足が絡んで歩きづらい。

駆除するには年に何回か刈り取りをしなければならないのだろうか。
 
 コシダ
和名:小羊歯 ウラジロ科 コシダ属 多年草 平成20年1月29日
コシダはウラジロと同じような場所に生える。同じく常緑の多年草だが大きさは大分小さい。

毎年新しく地下茎から葉柄を伸ばし、左右対称に2回枝分かれする。分布は福島県以南だそうだ。
こちらも繁茂すると迷惑きわまりない羊歯だ。他の植物の生育を阻害し、樹木に影響する場合もある。繁茂して他の植物の水分や落ち葉の栄養分を奪ってしまうからだ。

ウラジロとコシダの棲み分けは、湿度や日照なのだろうか。当然ウラジロが覆い被さればコシダは消えると思うが、コシダは長い葉柄で戦うのかも知れない。

ウラジロは日照の悪い所でも良いが、少し高い湿度を好み。コシダは乾燥しても日照の良い所を好むのかも知れない。

こちらも高い山には生えていない。
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