ダルガ峰から駒ノ尾 1 平成18年8月27日 所在地:岡山県英田郡西粟倉村・兵庫県宍粟市境
午後から外出できることとなり、さて何処に行くか。今年の夏は暑すぎて、7月下旬に鷲峰山に植物探索に行ってから、高い山には行っていません。去年、雷で撤退した三室山に行きたいのですが、午後2時からではとても登れないと思いつつ鳥取を出発。

若桜町から加地経由で大通峠を通る林道は、昨年怖い目に会ったので遠慮。R53→R373と進み、志戸坂峠を越えたところで左折して大茅に入る。ちくさスキー場はパラグライダーや散策やを楽しむ人がいました。
三室山登山口の三室高原青少年野外活動センターまで行きましたが、時間は午後の4時20分、とても登山は無理。やはり志戸坂経由は遠いです。

丁度、バイクのグループが大通峠から下りてきたので林道の様子を尋ねると。「道路を川が浸食した箇所は修理されている。ただ斜面が崩れた場所があり、4輪はぎりぎり通れるくらいだ。」とのこと。通らなくて良かったのか。

他に行くところはと言えば簡単に登れるダルガ峰です。元来た道を引き返し峰越峠でダルガ峰林道に入る。写真はダルガ峰林道の終点です。反対の始点から入ると林道は未舗装部分が続きます。
ダルガ峰は溶岩台地で、なだらかな山頂をしています。昨年も同じ写真を貼りましたが、この柱状節理はダルガ峰全体を覆った溶岩で、ここで露頭しています。
ダルガ峰の登山口です。先程の柱状節理の直ぐ先にあります。ここの先の作業道を降りるとストーンサークル(柱状列石)があります。柱状節理が崩れてバラバラになった物か、人の手が加わった物かはよく判りません。実はまだ見たことがありません。

ダルガ峰には作業道が走っており、今日はそちらから登るのでこの登山口はパスします。
ついでに林道をさらに進み、ダルガ峰公衆便所の展望台から駒ノ尾山を望みます。ここから見ると駒ノ尾山はなだらかな雄大な山体をしています。左は1206mピークです。
駒ノ尾登山口まで足をのばしました。右側に新しい看板が出来ています。「駒の尾山 1280m 360°パノラマ」と書いてありました。
登山は自然との共生とか言いますがウソです。間違いなく自然破壊です。頂上の展望のため樹木を伐採したところが多く、山頂周辺の自然体系は破壊されます。
鳥取県の山は、頂上周辺の樹木を伐採せず、自然に近い状態を残そうとしています。おかげで全く展望のない山も多く、楽しくありません。さらに鳥取県東部の標高の高い山は、ネマガリタケのジャングルも多く、頂上に立つことも出来ない山が多いです。
自然破壊をせずに展望の良い山頂や、歩きやすい登山道などという物は存在しません。破壊するかしないかです。駒ノ尾の山頂はブルトーザーで整地してあります。
林道を戻り、ダルガ峰の作業道入口に駐車して、ダルガ峰を目指します。写真の向こう側から歩いてきました。作業道は入口直ぐにチェーンが張ってあり、一般車は入れません。
この標識で遊歩道に入ります。
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