小代越え・赤倉山 2 平成18年6月17日 所在地:鳥取・兵庫県境
森にはいると急登です。ハチ高原に来る小・中学生の団体がここを通るため道が広がっています。同じ通行量でも、傾斜が急なほど道は広がりやすいようです。
登り詰めると道は水平になりホードー杉への分岐があります。ここを左に進み杉を見に行きます。チシマザサが刈り払われて新しい道が造ってありました。

チシマザサの新しい切り株は、とても堅いので登山靴が当たっても痛いし、普通の靴で踏めば激痛が走ります。
ホードー杉の直前に天然林の素晴らしい広場がありました。

ここにテントを張って過ごしてみたい。
兵庫県の指定文化財ホードー杉です。

ホードー杉の呼び名は、この地方の方言である「ホードェー」(特別に大きいの意)という言葉に由来している。看板丸写しですが、氷ノ山の主の風格があります。
杉見物で50分ほど消費してしまいました。元の道に戻り先に進みます。大平頭の避難小屋があります。窓を開けると見晴らしの良さそうな小屋です。ここに泊まるのも悪くない。積雪が多いときは上の窓から入れます。
小屋から800m程進むと赤倉山が見えてきました。左端のコブは赤倉頭です。このあと道は急に痩せ尾根になってきます。
布滝頭は赤倉頭手前の低い地点。道の横が崖になっていて見晴らしがよい。向こうに鉢伏山が望めます。
赤倉頭は標高1290mの小ピーク。この先は、今日で一番道の悪いところ。
天狗岩を経て、道は急傾斜で下ります。ロープも張ってあります。
滑らないで降りたと思ったら直ぐ急登です。積雪期にはここは通りたくありません。
日没後に赤倉山の展望場に来ました。この先300m程で氷ノ山越えの峠に出ます。本当は峠まで行きたかったのですが、帰りの道が良くないので今日はここで撤退することにしました。
展望場から氷ノ山の山頂が見えます。何年も前、夜中に雷におびえながらあの尾根を降りたことがありました。この後、クマの威嚇に奇声を発しながら1時間半かけて登山口に戻りました。

今日のコースは、標高差はあまりないように見えますが、ホードー杉に立ち寄るとアップダウンがあるため往復で標高差700mをこえます。
今日歩いたコース  別ウインドウで開きます。
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