しつこく鷲峰山に登る 平成17年6月15日 所在地:鳥取県鳥取市
 今日のコースは、鹿野町鷲峰の奥にあるキャンプ場跡からです。
 登山口の鷲峰に行く途中、鹿野城を眺める。しばらく登っていない。
 登山口の鷲峰にある標識。
 このコースを鳥取市の鹿野総合支所に電話で問い合わせると、「廃道状態です。登らないでください。遭難騒ぎは困ります。」と言われた。国土地理院の地図にははっきりとルートが記入されているのに、何故でしょう。総合支所には「道が悪ければ撤退します。」と答えておいた。15時25分登山開始。
 案内板、道はここまでは狭いながらも問題なし。これより奥には車で乗り込まないようにしてください。頂上まで2.4km標高差600mだそうだ。大したこと無いかも?
 水流で道路が流されています。場所によっては藪っぽい。
 こうなると自動車は通行不能です。所々段差が出来ていました。
 あと2.1km。
 マツカゼソウがあります。葉の付き方が3回3出羽状複葉と言い、面白いです。油点があり独特の臭気があり、鹿は食べないそうです。鹿の多い地方では、林の林床がマツカゼソウだらけになることがあります。この辺は道が藪になっています。
 アカショウマが咲いていました。この後、道か川かわからないところを歩きます。
 道の左に岩場がありました。近付いてみると結構良い感じ。でもから滝ではないようです。下は岩がガレています。
 少し進むとから滝の東屋が見えてきました。手前の岩ゴロゴロが道です。やっぱり荒れている。
 から滝周辺を見渡す。左がから滝、その右が高巻き階段。鉄製でしっかりしています。ここから山頂までは、たった1kmです。楽勝じゃん。
 本当は橋が架かっていたみたいです。岩が崩れたのか、流れが岩を運んだのか不明です。
 から滝のアップ。ここから上の渓谷は結構水量あっても良いのに、水がありません。どこかの地層に伏流しているのかもしれません。増水時のみ流れが現れるので、から滝と呼ぶのでしょう。高巻き階段を登ります。16時34分出発。
 登山道は滝の上部から右斜面をトラバースします。しばらく行くと何処が道?状態。若杉を植林した急斜面の中、茂ったテンニンソウが道を隠し、直進しているのか曲がっているのか全く不明になります。道の下はザイルがないと下降不能な傾斜です。何度も道を探し、自分の通ってきたところを残すためテンニンソウを折り倒し、マーキングしていきます。倒すためにしゃがむので、全身運動も良いところ。
 ジグザグに高度を稼いでいく辺りは、目印にトラロープがありましたが、それでも道がすぐ不明になります。楽勝じゃ無いじゃん。アヘー。今更後戻りは出来ません。下降は登りよりも危険です。滑落の危険があります。コースは少しは明瞭になってきました。その先に小さな橋が落ちたところにで出くわします。上の杉からトラロープが架けてあり、伝いながら渡ります。左は急傾斜、落ちたら大怪我か。
 高度が上がってきて、尾根が近付いてくるとやっと道がわかりやすくなります。杉の植林で下草が育ちすぎ、人も通らないので道が判別できなかったのです。この間、リュックをちゃんと置ける平坦地もないし、写真を撮る余裕は全くありませんでした。視界もありませんでした。
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