三室山 1 平成18年8月31日 所在地:鳥取県八頭郡若桜町・兵庫県宍粟市境
ようやく、朝夕の気温が少し低くなりだして山歩きシーズンの到来だ。4日前に登りそこねた三室山に再度チャレンジ。先日と同じ志戸坂峠経由でちくさスキー場に来ると、目の前に後山の姿が見えた。左から後山・舟木山・鍋ヶ谷山だ。いつも南の大規模林道を通ることが多く、鹿追う猟師山を見ずと言うが、近くを通りながら山体を見たことがなかった。反省。
三室高原に近づくと三室山も見えた。左のピークが山頂である。いつも大通峠から来るのでこの姿も見たことがない。

物は色々な方向から検討すべきだと再び反省。良く知っているようで何も知らない。
兵庫県立 三室高原青少年野外活動センターの駐車場に車を止め着替えを済ませた。
地元の人が散策していて話をした。センターは平成17年度末の今年3月31日で閉鎖し、今年の秋に建物を取り壊すとのこと。施設の営業期間は4月1日から9月30日までなので、実際昨年9月30日で営業は終わっており、見ると看板も外されていた。地元の人は寂しくなると言っていた。

今日は時間も遅いのでセンターから林道をさらに奥に進み、途中のスペースに駐車する。10分程であるが短縮できる。林道もそこまではあまり荒れておらず、その先は急に悪路となる。
登り始めて10分で水道施設のある登山口に到着。施設を囲うフェンスも壊れていた。
登山道は杉林を進む。
道は渓に架かる橋を渡り、川沿いに。
この標識で川を左に渡り、杉林を歩く。初めて来た時、ここの標識が小さくて見落とし、このまま渓を登ったことがあった。だんだん踏み跡が不明瞭になり、おかしいと思って引き返した。
杉林の道は、折り返して最初の川に一度近づきまた離れてゆく。ここで人と出会った。山歩きの姿ではない、スラックスにシャツと麦わら帽、靴も運動靴で全くの手ぶらだ。聞くと頂上まで行ったとのこと。
山頂で見た山名の読み方を聞かれた。「ミムロヤマ」ですと教えて、何故登ったか聞くと「道を進んでただ奥まで行っただけだ。」とのこと。
兵庫県南部の人で、現在位置も近くの山のことも全く知らない。登山経験もなく、無鉄砲というか滅茶苦茶だ。何かあったらどうするのだろう。いやひょっとして私がキツネに化かされたのか。そう言えば下に車がなかった。

三室山の山中は、所々岩がゴロゴロしている。
尾根筋にも岩の多い場所がある。これは岩塊流になれなかった岩達だ。
登山道をしばらく行くと、南に見晴らしの開けた地点に出る。後山からダルガ峰まで見渡せる。あの尾根は全部歩いた。但し後山から駒ノ尾山までは、人の背丈より高いネマガリタケの回廊で見晴らしは無い。
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