イワウチワの那岐山 2 平成18年5月2日 所在地:鳥取・岡山県境
2番目のクサリ場を越すと、標高1000mです。この辺はイワウチワはありません。
山頂に近づくにつれ周辺の樹木は低木になってきます。それにつれ風が強くなってきました。
風が強く、ガスが凄い早さで流れていきます。手がかじかんで感覚が無くなってきました。ゴールデンウィークなので手袋も忘れたし、仕方なくポケットに手を入れて何とか凌ぎます。レインウェアのフードが風でとれてしまいます。
那岐の家が見えてきました。この笹原は凄い強風です。山でこんな風を経験したことがありません。帽子が飛んでゆく風です。

那岐の家は展望台で、風を遮る所はありません。上の展望所の床は床板に隙間が空いており、ボールペンを落とすと床下に落ちます。風が強いところなのでわざと風圧を逃すようにしたのかも知れません。しかしこの建物は役に立たない。
標高1240mの三角点。一番風が強い地点です。
途中の避難小屋です。戸を開けたたまにしたのは誰だ? 冬でないから良いような物だが、次に利用する人のことくらい考えて欲しい。

那岐の家の凄い風はここに来るとかなり弱くなりました。地形のせいでしょう、ウソみたいです。やはり広戸風は、那岐の家地点を通る風が影響するのでしょうか?
標高1255mの那岐山山頂です。私は那岐山に何回も登りましたが、日没前に登ったのは今回が初めてです。標高が低い山なので、午後遅く登るせいで山頂は日没後でした。
山頂をあとにして、避難小屋でコンビニのおむすびを食べました。山登りの時はどんな物でも美味しいです。安上がりだ。
山頂から130mと標識のあった水のみ場を見に行きました。千代川支流 土師川源流の碑がありました。横にはバイケイソウが生えています。毒草ですが美味しそう。
下山します。那岐の家は、居心地悪いのでパスしました。馬の背小屋の2人組は、ダウンを着てシュラフに入り、「寒い寒い」と言ってました。氷ノ山に無雪期に登ったことがない人だそうですが、予定外の寒さに震えていました。雪山に慣れた人たちだから大丈夫でしょう。

右は下のクサリ場を上から見ました。結構急傾斜です。昨年は、馬の背小屋から渓谷コースで下山したのでここは通りませんでした。上のクサリ場の下りは、左の斜面が恐怖心を誘うかも知れません。
林道に降りるとコガネネコノメソウが咲いていました。ネコノメソウの仲間でもとても小さく、ピントが合わずに苦労しました。
ヤマエンゴサクも咲いています。
林道脇の杉林にはトリカブトが沢山生えていました。花も見てみたい。

今日は沢山のイワウチワに出会えてとても楽しかったです。
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