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 雨の扇ノ山1 平成23年6月12日 所在地:鳥取県東部・兵庫県境 (編集平成24年6月11日)
先週、氷ノ山の植物観察で楽しかったので、また氷ノ山に登ろうと考えていたが、昼前に家を出る直前からポツポツと雨が降り出した。

このまま氷ノ山に行っても登山道は結構ぬかるむ、泥まみれで薮の中の植物を探すのは少したまらない。

それならばと、道の傾斜が緩やかで藪もひどくない扇ノ山に行く先を変更する。

鳥取市国府町の雨滝集落手前、木原の道沿いにウツギの白い花が咲いていた。ついでに写真でも撮るかと車を停めると近くに変わった形の花が咲いていた。

スイカズラという蔓性の樹木で、白い花が時間が経つと黄色に変化するのだとか。
広域基幹林道 河合谷線を走っていると動物の姿が見えます。

車は対向車があることも考え40km以下で走行します。実際扇ノ山はカーブがきつくて40km出せませんが。ブレーキを踏んで停車し、フロントガラス越しにデジカメで撮影。
撮影した時は距離が離れているので、肉眼ではタヌキだと思っていましたが、あとで画像を拡大するとアナグマでした。タヌキは顔が横に広がっていますがアナグマは顔つきが細いです。

良くタヌキ汁と言いますが、タヌキはとても草の匂いが臭く美味しくないそうで、それに比べアナグマは山の動物の中で一番肉が美味しいのだそうです。
こちらに気付いたのか逃げて行きます。
水とのふれあい広場に到着。

駐車しているのは山菜採りの人。向こうの斜面にフキが生えていて、斜面を這い上がって採る人が多い。

登る準備をしていると、少し雨粒が大きくなり出した。私は雨が小やみになるのを待ち、山菜採りの人も車で待機していた。

30分待ったが小雨になる見込みがない。あきらめて傘を差して登ることにした。
河合谷登山口。

雨は嫌だが、この登山道は泥濘やすいこと以外、道が平坦で問題が少ない。いや泥濘は嫌われますが。

レインウェアは雨を凌げますが、頭も蒸れます。所が傘を差せばデジカメで撮影も出来るし蒸れません。手を必要としない登山では楽勝です。
登り始めてすぐの標識は見事折れています。今年の豪雪のせいです。右は平成22年9月12日。
道横にはギンリョウソウがあります。
ウスバサイシンも芽生えています。
途中の木道。
小ズッコ登山道との出合。
植物を探しながら歩くと変わったツクバネソウが目に入りました。

左上が正常な葉が4枚のツクバネソウ。手前が珍しい5枚のツクバネソウ。
扇ノ山のブナ林は美しい。
オオカメノキの花が咲いています。
大石登山道との出合のアシウスギ(芦生杉)。
別に何もないけれど毎回通る度に写真を撮影します。
さらにブナ林をフラフラと歩く。登山道を外れ林の中で植物を探す。
丁度中間地点の標識。
この標識は昨年も地面に置いたままでした。
途中のブナはついに雪で崩れてしまった。中央は平成21年8月22日。右は平成18年7月9日。
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