扇ノ山 ふるさとの森コース 平成17年7月28日 所在地:鳥取・兵庫県境
 鳥取市内から国道29号で八頭町郡家に、私都谷に入り姫路集落にあがる。姫路を過ぎて林道を上ると、この丁字路に行き当たります。ここを左に行くと上地谷(わぢだに)を経て河合谷高原・兵庫県の上山高原へと行けます。本日は右折して姫路登山口をやり過ごし、ふるさとの森登山口から扇ノ山を登ります。
 本当はゴールデンウィーク後に扇ノ山に登りたかったのですが、姫路のすぐ上で雪で通行止めでした。それでもと5月8日に国府町雨滝の林道まで行くと、昨年の台風で林道が陥没し通行不能。蒲生峠の鳥越からは丁字路で通行止め。兵庫県の岸田川から海上経由の林道は、上山高原までは除雪されていましたが、ちょっと上で左の状態でした。
 姫路登山口を過ぎると林道沿いにクマシデがありました。面白いですね。
 さらに車を走らせると、サルナシを見つけました。沢山実をつけています。植物を探しながらトロトロと車を走らせていると、登山開始が遅くなるばかりです。
 風の広場展望台があります。登ってみます。
 扇ノ山山頂が見えます。今日は天気の良い方で〜す。
 林道沿いの白い樹皮はブナです。ちなみに、鳥取には白樺は自生していません。
 ふるさとの森の登山口手前です。八頭町八東のふるさとの森からの道と出会います。しかし林道は写真の状態で、車は通れません。この手前に駐車してください。着替えていると遙か頭上に2羽のイヌワシらしき物が舞います。トビじゃないよな、でも当てにはなりません。イヌワシは尾が扇形なのが目印です。双眼鏡出して判定していると山歩きが遅くなるのでパス。
 ケルンのあるふるさとの森登山口。さあ急がなくちゃ。
 登山道は良い雰囲気ですね。と言いたいが実は登り始めてすぐに道のど真ん中に糞がありました。長さ20cm程の大型獣のものです。クマさんのものみたい。どうも自分の縄張りを通る人間に対する自己顕示らしい。と言うことはクマは登山道を通る人間に注意をしているはずです。鈴を鳴らしながら通れば安全です。
 登山道は谷から尾根に取り付き、結構急な尾根道になります。またけったいな物がありました。オニノヤガラというランの仲間です。花が咲いて実った後です。硬くなっていて手でつつくと、「ビョ〜〜ン」と揺れます。登山道脇にはチシマザサ・サンカヨウ・エンレイソウ・チヂミザサ・ヤマウルシなど見かけました。
 見晴らしの良い場所に来ました。ブナの大木とベンチ。雪の重さでベンチは傾いて使えません。冬は積雪どの程度あるのだろう。
 ヒカゲノカズラが生えていました。低山でも林道脇の切り通しに良く生えています。見かけによらず触ると柔らかい感触です。この仲間はとても面白い物が多いです。日向に生えるのにヒカゲノカズラとは如何に?
 植物探しか登山か良く判りませんが、頂上に着きました。積雪期は頂上小屋の横のハシゴを登ってお入り下さい。
 オオカメノキです。虫食い状態のものが多いのでムシカリとも呼びます。
 この木にご挨拶して、展望台にも行きました。暗くなっても植物探してウロウロ。その後はクマに嫌われるように、大声で散々怒鳴り散らしてから下山開始。途中も奇声を発しながら降りました。
 変なのが通りまっせ!!!
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