醤油のお話
昨年のこと今まで愛用していた醤油屋さんの在庫が切れ 配達して貰えなかった 仕方がないので他で購入してみたが 美味しい物が見つからず 何種類か試しても旨くない ・ 冷や奴や大根おろしも旨くない
今年になってその醤油屋さんに電話したら 在庫があるとのことで配達して貰った 何でも昨年は今まで取引のなかったところから 大口の注文が入ったので 生産していた分を全部買い取られたそうで 申し訳ないと言ってた 小さな醤油屋でも味が良ければまだ生き残れるってことか
醤油屋さんと我が家は40年以上前からの付き合いで 私はものごころつく前からその味に慣れ親しんでいたわけで それが味覚形成期にしっかり刷り込みされてたのでしょう その頃は当方の家は八百屋をしていた そしてお客の板前さんから美味しい醤油のお店を聞き 注文していたのだ
話しにはまだ続きがあり 我が家は2代前までは造り醤油屋をやっていて 戦後の混乱で材料が手に入らなくなり 仕方なしに醤油屋をやめたのだ
味の違いが判らなければ醤油など造れるわけがない だから遺伝子に醤油の味が分かるように組み込まれているのだ (ウソただ食い意地が張っているだけ・・・・)
この3ヵ月ほど醤油が不味いだけで人生が暗かった 和食に醤油は大切だ
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