鳥越峠 アハハ〜3 |
平成19年7月8日 所在地:鳥取県・兵庫県境 扇ノ山北方 |
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峠を少し下って見たところ。笹を刈り込めば道は判るでしょう。痕跡を探すのは雪解け直後の方が良いのかも知れません。
この直ぐ下に、水平に走る古い道を見つけました。歩くと昔の杉の植林道のようです。水平に移動した後、笹原の斜面を下り、地図と磁石で元来た方角に戻ります。窪地の笹原は位置が判りにくかった。 |
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途中イノシシの足跡がしっかり付いていました。
イノシシは鳥取市の久松山山系にも多く、足跡になれています。今年も2回出くわしています。 |
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鳥越への尾根道を下ります。こちらの道は昔は結構良く歩かれたらしく窪んでいました。 |
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尾根を下っていくと、またクマの足跡がありました。これは土の乾き具合から見て、先程のものより時間が少し前のようです。
鳥越集落の近くまで活動しているようです。
しかし、クマは自然に優しくないというか、木の葉を落としながら歩くのでしょうか?
今日は山歩きと言うより、足跡観察会になってしまいました。やはりクマが怖いので真剣に検証します。 |
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尾根には結構大きな岩もあります。
下っていくと突然踏み跡が不鮮明になり、引き返すと木の陰で道が直角に曲がっていました。所々藪がかかっていますが、道は窪んで判りやすいです。 |
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道を下りていくと作業道に出ました。農作業の道です。
地図G地点。 |
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出合の目印はこの木です。木の後ろに道がありますが、判りにくいです。 |
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林の道を降りて行くと畑に出ました。右側にイノシシの進入を防ぐゲートが設置してあります。
地図H地点。 |
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その下には田もあります。写真右の家は村で一番奥にある家だそうです。道はその家に行く傾斜の緩い道と、下に行く道に分岐していました。
この後、私の後ろから農家の女性が一輪車を押して降りてきて、イノシシゲートを閉めました。話しながら歩くと、私が全身泥まみれでなので「峠に行ってきたのか」と聞き、答えると「罠にかからなくて良かった。」と言います。
今歩いてきた道に、イノシシの罠が仕掛けてあるそうです。先日一頭獲れたのでまた仕掛けたそうです。 |
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私はいくら何でもこんな檻に入りません。「キケン」と書いてありますから。
「檻は無かったですよ」と言うと、ワイヤー罠なのだそうだ。今歩いた峠道へ入って直ぐに仕掛けてあるとのこと。
思い当たる場所があった。道に竹藪が倒れ込んでおり、潜るのが嫌で迂回した。道を忠実に歩けば、首をつっていたのかも知れない。
確か今は禁猟期なのですが・・・・。 |
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降りてきて、やっと峠道の入口が判りました。村で一番奥の家の前を通ります。
河合谷林道との分岐をちょっと進むと、写真の個人宅の駐車スペースとホース格納箱があります。
地図I地点。 |
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この格納箱の道を登り、個人の玄関先を通っていました。
道は、私が駐車した集落の下側からも行けるようです。情報収集は、道を良く知る人に出合えば簡単ですが、反対だと大事です。やはり男性の方が山に詳しいものと反省。
最後にお会いした女性の話では、昨年は村内の柿も栗もみなクマに食べられたそうです。
考えてみれば、扇ノ山は林道や登山道で人間の出入りが多く、クマにとって住み難くなっている。人里近いところでも、人の行き来の少ない天然林は、かえって安心して熊が住めるのではないか。クマも追い詰められて可哀相。放っておいてあげたい。 |
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今日歩いたコース。D→Fの区間は笹原となっていて道の位置は不明。
地図の道と実際の道は微妙に場所が違う。航空写真と聞き取り調査で作図したのだろうが、地図を参考にすると迷子の元となる。
ピンク色の道は下に伸びており田圃の中を駐車地点P方向に伸びている。しかしG地点の分岐は、地元の人の案内がないと判りにくいでしょう。
しかし、今日のコースは標高差も距離も足りない。運動不足解消にはならず、不完全燃焼。 |
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