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牛ヶ峰は毎年春先に登りますが、夏には登ったことがない。暑い時期は、少しでも涼しい高い山に行くからです。この山は植林もされていますが、植物相は結構面白いので登ってみます。コリャ山歩きじゃないよ、標高差も320mしかないし、植物散策だよ。お許しを。旧蒲生峠を通ると真新しい地蔵さんがありました。前の地蔵はズーッと昔に盗まれたのだ。 |
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峠から越坂に向かう林道に入ると、サルナシがぶら下がっていました。大分大きくなってきました。 |
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牛ヶ峰の登山道口、1kmで神社です。ここの下、越坂よりに駐車スペースがあります。この春、スポーツデポでクマ除け鈴を購入したのでぶら下げてゆきます。 |
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鳥居の手前の地面をクラマゴケが覆っていました。園芸にも使う苔です。鉢に繁殖させて緑を楽しむのです。 |
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あっという間に神社です。(ウソ)あっちこちウロウロしました。これは下の境内の建物、籠もり堂でしょうか。この草原の中にワラビ・ゼンマイ・コバギボウシ・フイリフモトスミレ・クラマゴケなど生えていました。知ったかぶりで書いていますが、植物一年生なので実際は帰宅後に調べて書いてるだけです。それ以外の植物は大まかに、木・草・花に分けられます。 |
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自然の中の境内は気持ちよいです。こういう所は少なくなったですね。 |
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緑が多くて春とは趣の違った落ち着きがあります。 |
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本殿前の最後の階段。階段はジグザグに2回折れ曲がっています。 |
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本殿を見上げます。このあと裏の五輪横の尾根道を登って、頂上にあがります。その尾根に出た瞬間でした。「グワー」と左下の斜面から吠えられました。慌てた私は、「馬○ーッ・ア○・ボ○・カ○」と大声で怒鳴り散らしました。樹木越しでよく見えない藪の中からバリバリ・ガサガサと大きな音がし続け、だんだん音が遠くなって行きました。場所はこの春に帯曲輪らしき物を確認した場所です。 |
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熊に近くで逢うのは初めてで、少し距離があって良かったです。尾根に登ったとき、音の聞こえない向こうの斜面にいた熊が、鈴の音に驚いて吠えたのでしょう。念のため、しばらく動かず怒鳴り続けました。藪の音がしなくなったので、頂上に登りました。左はその辺に生えていたイワカガミです。 |
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周辺には多く生えていています。春の花時は越年葉で茶色に紅葉していることもありますが、今は花後の新葉なのできれいな葉です。葉の大きさは10cm以上最大15cmもあり、オオイワカガミです。ただイワカガミは山に連続して生えていて、下はオオイワカガミ、途中ははイワカガミ、上はコイワカガミ。何のことはない、同じ物の連続変異と考えた方がよいです。 |
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牛ヶ峰の標高は三角点で712.8mですが、その周りに少し高いところがあるので713mとしておきましょう。周りの植物を写真に納め、さっき熊が逃げた反対側の西斜面は丹念にウロウロしました。人間は余り歩かないけれど、イノシシが良く通るらしく、イノシシ道がありました。真新しい穴も。 |
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さあボチボチ下山です。普段余り写さないけれど、牛ヶ峰の登山道は繁栄していた頃の参道です。しっかり幅があります。 |
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こういう雰囲気が大好きです。夕焼けの中、気持ちよく下山。 |
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夏の牛ヶ峰は自然が一杯、暑さだけ我慢すれば楽しいです。 |
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この山は展望の良いところがほとんどなく、唯一ここだけが兵庫県側を見渡せます。 |
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この辺りは毎年、アカゲラのドラミング音が聞こえます。この後、道から外れてウロウロしました。 |
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本当に熊はいます。私はこの警告の貼られる前々年の春、登山道の途中で爪痕のある足跡を1個だけ見つけ、大きさを測ってみました。私の手のひらより少し小さかったです。私の手は特大ですが・・・。余り騒ぐ気もしないし、熊だって生きる権利があります、人には言いませんでした。翌々年来てみると、警告がしてありました。 |