恒例の牛ヶ峰 1 平成18年4月29日 所在地:鳥取・兵庫県境 蒲生峠南
今年は春先から鳥取市内の久松山や摩尼山を植物探索がてら歩いていました。でもそろそろ他の山にも登りたくなってきました。

春だからと牛ヶ峰にこだわるわけではないのですが、標高の高い山は雪が深く、アクセスに時間がかかりすぎて短時間じゃ登れない。標高の低い牛ヶ峰は簡単アクセスでお手頃です。他にお勧めの山は用瀬の三角山(頭巾山)もありますが、途中の道が細く駐車スペースは問題有りです。

蒲生峠の旧道に入り、峠を越えたら右に入り越坂へ進みます。
道沿いにはキブシ(木五倍子)の花が咲いていました。
登山口直ぐ先のスペースは、この冬の豪雪で竹が押しつぶされて駐車できませんでした。仕方なく下のヘアピンの先に駐車しました。

道を戻り、この写真を撮っていると、1台の車が通りすぎてゆき、すぐUターンしてきました。車には老夫婦が乗っており「この山の事で何か知っていることを教えて欲しい。」と言われました。この牛ヶ峰の歴史の本を書くのだそうで、私は近辺を歩いて知っている範囲のことを申し上げました。

2km程先にお住まいの方ですが、何と私の中学高校時代の親友のお父さんと同級生でした。我が友人はここから12km離れた処に住み、私は19km離れた鳥取市に住んでいます。田舎はとても狭いですね。長くなり30分も話してしまいました。
と言うことで、登山口にたどり着いたのは午後4時でした。
竹の下にはしっかり圧雪があり、直ぐ先にある鳥居まで竹をまたいだり潜ったりしました。これじゃ上はどうなっているのやらと、少し心配になりました。実際はここだけで上は雪もほとんどありませんでした。
尾根に出る途中に炭焼きの跡がありました。見回すと周辺の林は樹齢が若く、炭焼きが近年まで行われていたみたいです。
これはお墓のようです。何時の時代か見当も付きませんが、この山とどういう関係の人なのか興味があります。
道にひょっこりツクバネソウが顔を出していました。
尾根の参道を歩きます。下草は刈られており、地元の方が整備されているようです。
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