後山 平成15年11月16日 所在地:岡山・兵庫県境
今日は後山縦走だ、普段より時間がかかるので家を早く出ました。キャンプ場入り口の林道に入ると、目の前に山体が見える。 左が舟木山、右が後山と言いたいところですが、どちらも見えているのは手前にせりだした尾根です。
「熊出没注意!」と大袈裟な看板、去年は無かったと思ったのですが、この後キャンプ場パーキングに無料貸し出しの鈴があり、 訳はわかりませんが鈴をお借りして登山しました。チリリンと音をさせて登るのは初めてです。
谷伝いに少し登って800mです。
やっと尾根に出て、あと500mで舟木山うーーーん。ここで若い夫婦の登山者とすれ違い、鈴設置の理由を聞いたら、 「8月25日頃にキャンプ場のすぐ上の登山道で、夫婦連れが下山中に、ご主人(52歳)が親子連れの熊に出会い、 引っ掻かれて倉敷の病院に運ばれた。」と教えていただきました。あの看板は大袈裟な脅しではありませんでした、 ご親切にありがとう。
舟木山の尾根道です。木道が続き、ここは傾斜は緩やかな方で、この後は徐々に急になり、そしてまた緩やかになります。
尾根道を見下ろしたところ。
登山道と縦走路の出会い、やっとこさ辿り着きました。ここで右に行くとすぐ舟木山山頂です。
舟木山山頂で標高は1334mです。この看板がなければ頂上とは気付かないでしょう。これからそのまま進んで、 少しのアップダウンで後山に至ります。
後山の山頂で標高1345mです。後ろのブルーシートの下は祠です。後山は信仰の山、奥の院なのかはよく知りませんが、 結構凝った細工がしてありました。いえいえシートはめくっていませんよ、昨年シートの無い時に拝見しましたから。 此処からUターンして、舟木山・鍋ヶ谷山・駒の尾山と縦走します。
去年は鍋ヶ谷山の看板があったんですが、今年は気付かないうちに通り過ぎてしまいました。帰りも見つかりませんでした。
駒の尾山ちょっと下の避難小屋は、コンクリート造りでドアはステンレス、煙突も高いし、立派です。ここは積雪が少ないらしく、 ドアは40cmも雪が積もったら、開け閉めしにくそうです。
駒の尾山山頂、こちらは標高1280.7mです。後山頂上は狭いけれど、ここは広々していて気持ち良い。
駒の尾山より鍋ヶ谷山・舟木山・後山を振り返る。穏やかな山系ですね。自分の歩いた道が細い糸のように見えます。
今日出会った人は単独2組、2人連れ2組計6人でしたが、皆鈴を付けて「チリーン、チリーン」と歩いていました。 尾根で鈴の音を聞いたのか、鹿があわてて千島笹の中にガサガサと突っ込んで行きました。おかげで無事でした。 お借りした鈴はここで返却しました。ありがとうございました。
お疲れ様でした。往復10km、標高差は累計1000m近いでしょう。休憩も含めて5時間30分でした。下山してから看板を読みました。 少しだけ頭が良くなりました。
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