扇ノ山     H19.08.05

 シロマダラ (ナミヘビ科)

扇ノ山に夕方から散歩に行き、林道を下りていたら道にヘビが居ました。
別にヘビが好きではありませんが、興味が有れば何でも調べます。

全国各地に分布するけれど、夜行性なので目に付かず希少種なのだそうです。

子供なのかと思ったら、これでも大人だそうです。しかし小さいし細い。頭は小指の先ほどです。

餌は小型の爬虫類とのこと、この直径では細長い物しか食べられないのでしょう。直前にテンのつがいが林道を横断しましたが、見つかれば食べられてしまうでしょう。

 ニホンマムシ (クサリヘビ科)

更に林道を下りて、雨滝の林道始点直前でマムシを見つけました。大きさは小さめ、模様は一番地味なほうです。道の両側は田畑で、お百姓さんのため処分しました。

他のヘビは全く触りませんが、マムシは状況が良ければ処分します。年1〜2匹ですが。私の友人のお母さんは咬まれて腎機能障害とかで大変でした。

何年か前、1日5匹見かけたこともあります。昔は、河合谷林道の道脇にマムシ注意の看板が多く設置してあった。最近見なくなったのは減ったからか?
マムシのような胴太短小のヘビは逃げ足が遅い。以前一度だけ見かけたが、ガラガラヘビの様に2点支持で横に這って逃げたことがある。また興奮すると尻尾を振る事もある。どくろを巻いて尻尾を振っていれば「咬むぞ」と警告していることになる。まあ尻尾以外振るところがないのですが。

丸めた胴体で足場を作り、首をS字型に縮めそれを伸ばすことにより噛みつく。それも体長の関係で30cmも遠くには届かない。上の写真の様に伸びていると踏まない限り噛みつかれることはない。支点がないのである。

色合いも一匹ずつ個性的で、白い部分の濃淡や茶色がかった物、地色がクリームぽい物など様々だ。一度とても綺麗なマムシに出合ったことがある。板井原の集落から、洗足山の尾根に取り付こうと峠道を歩いたときだ。直前で気付いたが直ぐ逃げられてしまい写真を取り損ねた。

餌の関係である程度湿り気の多いところに住むはずだが、何故かは知らないが山の頂上にもマムシはいる。久松山の中坂道の「山伏の井」上で遊歩道にいたことがある。胴太短小では山登り大変だと思う。聞いた話では用瀬の三角山山頂で見たことがあるそうだ。久松山では1回だけだから非常に少ないのだろうが。

ホームに戻る だらずげな話に戻る