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オオダイトウヒレン
和名:大台塔飛廉  キク科  トウヒレン属  多年草
  鳥取県:絶滅危惧T類  県内分布:氷ノ山のみ 平成23年5月23日
昨年6月中旬、鳥取県の氷ノ山で見慣れない植物を見つけた。葉の形状で植物名を探すが似たものがなかった。植物の名前をたずねる掲示板でもわからない。

あきらめて、鳥取県のレッドデータブックの植物名を順番にインターネットで検索すると形の似た葉が見つかった。

レッドデータブックの写真が種名同定に使えないレベルなので、ここに葉の質感がわかる写真を掲載しわずかながら情報を発信しようと考えた。

オオダイトウヒレンは鳥取県下では氷ノ山にのみ分布し、近県でも分布は限られていて個体数も少ない。見たことのない植物だったのは当たり前だ。名前は発見場所の大台ヶ原に由来するようです。

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個体による葉の変異が大きいのか、急斜面に生える時は葉が細長いようだが平地では短く感じる。

右の写真は中央のミヤマカラマツ(深山唐松・キンポウゲ科・カラマツソウ属・鳥取県絶滅危惧U類)の蕾を撮影しようとしたピンぼけ写真です。

上の写真で下に白く写っているのがミヤマカラマツの花。生育条件が同じなのか近くに生えていることがある。
形状が少し丸い。
こちらは卵形だ。オオダイトウヒレンは根生葉と花茎に付く葉の形状も違う。
この葉は下のメタカラコウと似ている。
近くにはメタカラコウが生えている。見てのとおり似た形状をしているので比較する。
葉の鋸歯を比較
左:オオダイトウヒレン
右:メタカラコウ

メタカラコウの鋸歯はオオダイトウヒレンに比べかなり小さく個数が多い。またオオダイトウヒレンの鋸歯の窪みは丸みがあるが、メタカラコウは直線的である。

基本的にはメタカラコウの葉の方が大きいが、右の写真は幼株で葉が小さい。
平成25年7月1日。
花茎が立ち始めた。アザミに近い植物なので、高い茎の先に花が付く。根生葉と花茎に付く葉は形状が違う。

左は平成22年撮影したトップ写真と同じ株。繁殖力は強くないようで、それから子株が増えた様子もない。

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